中学生の職場体験を受け入れました
中学生の職場体験を受け入れました

こんにちは。今回は、当院で実施した「中学生の職場体験」の様子をご紹介します。
9月2日(水)・3日(木)の2日間、佐賀大学教育学部附属中学校の生徒さんを職場体験としてお迎えしました。当院は内科・呼吸器内科のクリニックとして、専門的な診療から日常のかかりつけ医療まで、幅広く対応しています。
医療の現場では、医師だけでなく、看護師・医療事務・診療放射線技師・臨床検査技師・理学療法士など、さまざまな職種のスタッフが力を合わせています。今回の職場体験では、その一つひとつの役割や連携を、実際の現場で感じてもらうことを目的としました。
当院に関わる職種と主な役割です。
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職種 |
主な役割 |
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医師 |
診察・診断・治療方針を決定します。 患者さんとのコミュニケーションを大切に診療を進めます。 |
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看護師 |
診察や処置の補助など、診療を支える幅広い業務を担います。 不安に寄り添い、患者さんの近くで心と体を支えます。 |
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医療事務 |
受付・会計や、複雑な診療報酬の計算など、診療を支えます。 患者さんと医療を入口として繋ぎます。 |
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診療放射線技師 |
X線撮影やCT撮影を担当し、体の内部を画像で見える化します。 被ばくを最小限に抑えて必要な画像を撮ります。 |
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臨床検査技師 |
スパイロメトリーや睡眠時無呼吸症候群の検査を行い、数値を診療に役立てます。エコーではリアルタイムで体の中を観察します。 |
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理学療法士 |
呼吸器リハビリテーションを通じて、その人らしい生活を支えます。 一人ひとりにあったプログラムを提供します。 |
1日目は、まずオリエンテーションで院内での過ごし方や個人情報の取り扱いといった注意点を学び、院内全体をラウンド。その後「職種体験コーナー」として、呼吸器リハビリテーション・臨床検査・医療事務の3部門を見学・体験してもらいました。
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職種体験 |
主な内容 |
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呼吸器リハビリテーション |
体組成の測定、ホットパックの体験、リハビリ見学 |
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臨床検査 |
スパイロメトリーの体験、睡眠時無呼吸症候群の検査紹介 |
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医療事務 |
受付業務や診療報酬など、診療を支える仕事の紹介 |
■ 呼吸器リハビリテーション

体組成の測定やホットパック(温めて筋肉をほぐす物理療法)を体験し、実際に患者さんがリハビリを行う様子も見学してもらいました。
「リハビリ」というと痛みの解消をイメージする方が多いかもしれません。しかし呼吸器リハビリテーションは、日常の運動時の息切れをやわらげ、その人らしい生活を送れるように、そして健康寿命を延ばすことを目標にしています。そんな役割の違いも学んでもらいました。
■ 臨床検査

生理検査のひとつであるスパイロメトリー(肺の働きを調べる検査)を、実際に患者役として体験してもらいました。検査技師の声かけひとつで結果が大きく変わることがわかり、正確な数値を診療に役立てるうえで、検査技師が重要な役割を担っていることを感じてもらえたのではないかと思います。
また、睡眠時無呼吸症候群という病気と、その検査についてもお話ししました。睡眠中の呼吸の状態を測定したデータも少しだけお見せして、1分近く呼吸が止まっている瞬間に驚いていました。CPAPという治療法についても学んでもらいました。

■ 医療事務
医療事務は、日々の診療を下支えしてくれている大切な仕事です。診療報酬の仕組みはとても複雑で、医師が診療に集中するためには、医療事務の知識や経験による手助けが欠かせません。その大切さを感じてもらえたと思います。時間の兼ね合いで体験をして頂くことができず残念でした。
「もし仮に医療事務さんが全員体調不良でお休みしたら、患者さんの会計はどうなると思いますか?」という質問をしてみました。難しい質問を投げかけてしまいましたが、「会計できるスタッフがいない場合は、お会計だけは後日にするかもしれませんね」と伝えると驚いていた様子でした。それだけ重要な役割だということが伝わったと思います。
2日目は、エコー検査・看護師業務・放射線検査を体験・見学に加え、医師の診察見学・院長へのインタビューの時間を設けました。
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体験コーナー |
主な内容 |
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エコー検査 |
エコー画像の見え方や、機器操作の体験 |
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看護師業務 |
血圧測定、点滴準備、車椅子の体験 |
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放射線検査 |
X線・CTの仕組みと、見つけられる病気の紹介 |
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医師の診察見学 |
患者さんとのコミュニケーションの様子を見学 |
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院長インタビュー |
仕事の大変さややりがいについて質問 |
■ エコー検査

実際にエコー画像を見たり、機械に触れたりしながら、エコー画像がどのように見えるのかを体験してもらいました。
エコー検査はリアルタイムで臓器の状態を「見える化」できるため、静止画とは違った情報がわかります。一方で機械の操作はとても繊細で、診療に必要な画像を記録するには高い技術が必要なことも感じてもらえたと思います。
■ 看護師業務
血圧の測定や点滴の準備など、看護師の日常業務を体験してもらいました。血圧測定は、見るのとやってみるのとでは大違い。複数のことを同時に調整しながら行う、技術のいる業務でした。

また、車椅子の体験もしてもらい、操作する側・される側の両方の感覚を味わってもらいました。
■ 放射線検査

X線撮影とCT撮影の機器を見てもらい、その仕組みや、それぞれの検査でどの
ような病気を見つけられるのかをお話ししました。ふだんは目にすることのない医療の現場に、みなさん熱心にメモを取りながら聞き入っていました。
くまのぬいぐるみがどのように写るかを実験してみたところ、面白い結果になり、とても印象に残ったようです。
■ 医師の診察見学
患者さんと医師がどのようにコミュニケーションを取っているか、その様子が学生さんたちには印象的だったようです。
患者さんが伝えたいことを、すべて言葉にできるとは限りません。だからこそ、気持ちを汲み取ったり、医師から質問を投げかけたりと、コミュニケーションを大切にしながら診療を進めていきます。そんな一場面を見てもらいました。
■ 院長インタビュー

最後に、院長へ直接インタビューする時間を設けました。はじめは緊張した様子でしたが、日々の診療で心がけていることや、仕事の大変さとやりがいについて、勇気を出して質問する姿が見られました。医療の道を目指している生徒さんもいらっしゃったので、院長からも応援のメッセージをお伝えしました。
短い時間ではありましたが、生徒さんたちは緊張しながらも一生懸命に取り組んでくれました。丁寧にあいさつをしてくれる姿や、真剣にメモを取りながらスタッフの話に耳を傾ける姿が、とても印象的でした。
医療は、医師や看護師だけでなく、さまざまな専門職が連携して初めて成り立つ仕事です。今回の職場体験を通じて、「働くこと」や「人を思いやること」の意味を少しでも感じてもらえたなら、私たちもとても嬉しく思います。
これからも当院では、地域の未来を担う中学生の皆さんの学びの場として、職場体験の受け入れを続けていきたいと考えています。
また、当院をご利用された患者さんには普段と違う状況にご迷惑をお掛けした場面もあるかもしれませんが、暖かく見守ってくださりありがとうございました。