どんな病気なの?
気道(空気の通り道)が炎症を起こして狭くなり、ヒューヒューゼイゼイいったり、炎症によって咳や痰が増えたりします。炎症の原因はアレルギー性であることが多いです。ダニなど家の環境や職業上の環境が影響することもあります。
症状は、咳やゼイゼイが発作的におこることです。発作性とは、その症状が突然出現することです。
診断は、問診や聴診などの診察のほか、呼気NO検査で気道の炎症の程度を調べたりします。症状から他の疾患の鑑別が必要な場合は、レントゲンなどを行ったりすることもあります。特定の物質に対するアレルギーが疑われる場合は、採血でアレルギーの検査を行うこともあります。
どんな治療をするの?
治療としては、気道の炎症を抑えてあげる必要がありますので、ステロイドという抗炎症薬を吸入し、直接気道に届けます。吸入をすることで、内服の場合と比較して全身的な副作用がほとんどなく、効果的に治療をすることができます。ヒューヒューゼイゼイがひどいときは、気道が狭くなっていることが考えられますので、気道を広げる薬(気管支拡張薬)の吸入を併用することもあります。
検査で特定の物質に対するアレルギーがあると思われた場合は、その物質からの隔離を行うことで症状が改善する場合もあります。